佐々部清監督『ツレがうつになりまして』


おおイグアナだすげえリアルに動いてるこれCGなのかなそれとも本物しつけたのかな?キッチンで弁当作っている人がいるーコレ宮崎あおいかなこんな風に朝いてくれたら最高だなーと思ってたら堺雅人だったよチクショウ!ああ上で寝てたんだねあおいちゃん。寝起きのボサボサの髪した感じが可愛いなぁ。夫を「ツレ」って言う所ちょっと引っかかるけど俺は気にしない。あおいちゃんはダラダラしてるのが似合うなぁ。えー俺も「会社辞めなかったら離婚だよ」とか真顔でい〜わ〜れ〜た〜い〜。うわ堺雅人夜の誘いを断りやがったよあり得ないわ絶対にあり得ないわ。とぴうかあおいちゃんと一緒に寝られるていうだけでどんだけ恵まれてるんだようらやまけしからん!頼むから俺にあおいを扶養させろ!うわ、「こんなにあったかくないんだぞ」っていいて胸に手を…死んだ。全俺の脳細胞の70パーセントが死んだよ。頭の中でなにかがハジけた音がきこえたもんねプチって。俺もうあおいのことしか考えられないよ。うん、出世した同僚に対して引け目を感じちゃうのはいたしかたないことだよねというかあおいちゃんそういうトコあるんだねっと思って逆に安心したよ何かすごい親近感湧いたわー。そしてホワイトシャツ着て帰ってきたきたあおいちゃんテラ萌え。なんでこう「女性×ホワイトシャツ」ってこんなに魅力的なんだろうね。うわ、ピタッと背中にくっついたぁ!チクショウチクショウチクショウ。髪まとめて漫画一生懸命描いてるあおいちゃん健気やなぁ。頑張れ頑張れ。ああ、風呂場であんな風に抱きしめられたいな。そして最後にハッピーエンドになって夫も快復してきて本当によかったね。キミが幸せなら俺も幸せだよ…

(以上、映画を観ている最中の私の心象風景実況中継でした)
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さて

この映画の最大の失敗点があるとすれば、むしろ宮崎あおいかな…と。いやそこまで演技は悪くないにしても、映画を見ている間ずっと宮崎あおいの存在感のスケールが合ってないなぁと思ってモヤモヤしっぱなしでした。だってもう家に帰ったら自分の好みどストライクのアイドルが待ってて添い寝してくれるっていうんだもんなー。映画を観終わった後思わず「宮崎あおいと結婚できるなら俺病気になる!」と不謹慎な思いを抱いてしまいました。また、うつ病の夫を支えるパートナーとして成長していく、というストーリーラインがあるにはありましたが、しかし2時間の間ずーっと宮崎あおい宮崎あおいのまんまで、キャラが一面的に見えてしまい成長しているという実感が得られませんでした。うーん大丈夫か。今後ヘンにアイドルっぽくなってしまわないか心配ー。まぁもう結婚してるからいいや。*1「病める時も君と一緒にいたい」「がんばらない」という思想は個人的に好きなんですが、原作が漫画ということもあってか病気のリアルさをちょっと犠牲にしてるなという印象をもってしまいました。

鬱病に対して深刻になり過ぎない形を示したとして、割と評判は悪くないようで。しかしながらメンタルがそんなにタフでは無いほうである当方からするとちょっと物足りないなぁ、というのがこの映画に対する正直な感想でした。コンパクトにまとまってるといえばその通りなんですがね…

個人的に鬱に効く(ような気がする)一本。登場人物バカばっかりで最初の一時間一人としてまともな人が出てこないのがサイコー。そしてラストがね…

*1:そうそう、途中で、これよりも『冷たい熱帯魚』のが鬱っぽいよなーと思ってたら吹越満がでてきたw