There Is Love in You/Four tet

Qetic
おおーfour tet新譜出すのか!でもレディヘに気に入られて前座やってたりしてたのって結構昔のことじゃなかったっけ?今もトムとか絶賛してんのかなー?と疑問に思いつつも久し振りに音楽への好奇心が高ぶる。

3rdのroundsは高校生の当時、「俺の求めている音楽はこれじゃー!」といいつつサルのように聴きまくった。部屋の中で一人で。けどその後の4th、steve reidとの共作がリズムばっかり重視してる感じでroundsの重要な要素の、何というかkieran自身の「情感」みたいなものを感じなくなってしまっていて、しばらく遠ざかっていた。

そんな事情もあって不安になりつつ公式に行ってみたら、新譜がフルで視聴できるようになってて、「タダなら聴いてやってもいいんだからねっ」と呟きつつ再生ボタンを押す。

News | Four Tet

いいじゃん。
コレだよコレ。俺がfour tetに求めていた音って。送り手と聴き手がほぼ同じ気持ちで音と向き合えるこれまでにない新しい感情の世界。それが45分の中に詰まっている。全く知らない土地をドライブする時のような爽やかさ、切なさ、そして幸福感。「午前二時の切なさ」はすごく伝わってきて、four tetは声を出すことは無いけれども流暢かつロマンチックに心情を語っている。ここ最近「いいCDねーなー」と不満だったが、昔に出会ったroundsが俺の理想のCDで、その影をここ数年追ってきただけなのかもしれない。

エレクトロニカリスナーやっててよかった。音楽でここまでテンション上がったのは久しぶりで、今すごくいい気分。