11/30

昼に起きて昼飯を食べたあと、筑波に帰る。ドライブも慣れたもんで、道が分かってきたからか二時間かからないようになった。そんでバイト。

今日は棚卸しで、バイトの皆が集まって作業した。やたら手間がかかる&大した意味が感じられない仕事を終えた後、今日で辞めるのが二人いるということで皆で食事。

このバイト入ったころはひたすらヘッポコだった自分がいつの間にか年長になって、今や自分より後に入った後輩を見送る立場になっている。先輩も見送り、同僚も見送り、後輩も見送る。森繁久彌の気持ちが分からんでもない。面倒良くしてくれた先輩たちがどんどん行ってしまった時は淋しかった。仕事内容は微妙だが、人間関係が最高だったから続けてこれたバイトだったから、できることならずっとあのままの体制でいて欲しかった。まぁそんなことできるはずもないのだけれど。

食事をした時、後輩たちが仲良さそうに談笑しているのを見ると、あの頃の俺と同じものが見えているのかもしれない、と思えてきた。もう自分が甘えられるユートピアは消え去ったけれども、また他人のために人と人との場は創られるべきだ。それがかつて至福を享受していた俺の残された仕事なんだな、と思った夜だった。